2024年10月8日から行われた「2024医療支援事業」が2024年10月28日をもって全て終了しました。
イェソン耳鼻咽喉科音声センター(以下、イェソン音声センターという)は、保健福祉部が主催し、韓国保健産業振興院が主管する「医療支援事業」を通じて医療水準の低い国の貧しい子どもたちを対象に医療支援を行っています。
「医療支援事業」とは?
医療水準の低い国の貧しい子どもたちに医療支援をすることです。
声帯疾患を患う子どもたちを治療し、より良い人生と夢を与える目的で実施しています。このような医療支援により、優れた韓国医療を世界に広く知らせることにも大きく貢献しています。
「2024医療支援事業」の3度目の患児は、喉頭乳頭腫を患うカザフスタン国籍のKlimenko Sofiya(5才)です。患児が患っている喉頭乳頭腫は、イボのような良性腫瘍(乳頭腫「Human papilloma virus(HPV」)が喉頭周辺部の細胞を感染させ、発病します。多発性乳頭腫は主に小児に発生し、再発の可能性が高く、感染の範囲が広いため呼吸困難をも引き起こす重い病気です。
Klimenko Sofiyaは、喉頭乳頭腫が悪化し、全く声が出ない状況でした。
イェソン音声センターでは、喉頭乳頭腫治療に向け、今回の医療支援期間中に3度の手術を行い、声帯にある喉頭乳頭腫を切除しました。イェソン音声センターは担当コーディネーターを配置し、患児の状態を持続的にモニタリングするなど、事後管理についても徹底する予定です。
イェソン音声センターは2011年から「医療支援事業」を実施しており、計27名の海外患児を無料で治療して参りました。治療を受けて帰国に戻った患児たちは健康を取り戻した明るい表情で写真や動画を送り、感謝の気持ちを伝えています。
イェソン音声センターのキム・ヒョンテ代表院長は「医療水準の低い国では治療が難しく、治療を受けたとしても再発が頻繁に起こり、呼吸さえままならず苦しむ子どもたちを見ると、とても心が痛みます」、「医療支援を通じて当院で手術を受け、元気な姿を取り戻した子どもたちの明るい笑顔を見るのは最高に嬉しいです。これからもっとたくさんの子どもたちに希望を与えて参りたいと思います」と述べました。